TOP特集・街のあゆみSHIBUYA PARK AVE. 2040 DESIGN COMPETITION
公園通りエリアマネジメント

SHIBUYA PARK AVE. 2040 DESIGN COMPETITION

画像

 

 

応募受付:2023年12月1日〜2024年2月2日
最優秀賞:賞金300万円

 

 

 

テーマ


 

 

渋谷駅から代々木公園にかけての神南・宇田川エリア一帯は、メインストリートである公園通りを中心に、大小様々なストリートの沿道に個性豊かな店舗や文化創造施設・産業が集積し、80〜90年代よりストリート文化発信の地としての賑わいを見せてきました。
2000年代に入り、渋谷駅周辺で「100年に1度」の再開発ラッシュが進むとともに、2020年に始まったコロナ禍で人出が減る中、公園通りエリアではまちなかを回遊する歩行者の数が減少するとともに、空きテナントが急増するなど、まちの生き残りをかけた局面に突入しています。
自然と街を歩きたくなる「ウォーカブルシティ」を目指し、エリア内に集積する文化施設やクリエイティブ産業、多種多様な公共空地、代々木公園のみどり等の地域資源も活かしながら、2040年の世界都市・東京を代表するメインストリート「公園通り」とその周辺エリアのデザインを渋谷の街から提案してください。

 

 

 

審査委員長からのメッセージ


 

 

審査委員長
内藤 廣
(内藤廣建築設計事務所代表取締役/多摩美術大学学長)

今、渋谷は100年に一度の大改造の最中です。この動きはまだ当分続きます。駅周辺が見えてきましたが、全部出来上がるのは10年以上先になります。なにせ250万人の乗降客がある世界でも有数のターミナルを、1日も止めずに作り替えるのですから仕方ありません。
それ以外にも周辺で大きな再開発が起きてきます。当面は再開発だらけですね。駅周辺の動向をきっかけに、それに続く第二期の開発に火がついたようです。やはり渋谷は多くの再開発を誘発するに足る魅力的な場所なのです。交通の結節点、谷という地形的要因、積み重ねてきた歴史、それらが折り重なって渋谷の魅力を作り出しています。今や渋谷はその潜在的な魅力が爆発しつつあるということもできます。
しかし、再開発は再開発です。所詮は巨大なマネーゲームです。その「地」となっている街がエネルギーを失ってはなんの意味もありません。渋谷の魅力はなんといっても谷地形に育まれてきた街の多様性だからです。個性的な街がたくさん分散していて、無数の迷路があり、そこにさまざまな種類の人が集まってくるのです。
渋谷は谷地形に自然発生的に生まれたビオトープみたいな街、と言ったことがあります。このビオトープは、巨大開発を飲み込み、エネルギーを吸い取り、それを栄養にし、その個性をより過激なものに展開していくでしょう。それには、渋谷が渋谷であり続けるための知恵とアイデアが要ります。
渋谷全体から見ると公園通り一帯は、まだ戸惑っている、大改造を受け止めきれないでいる、といった印象があります。これからNHKが完成すると、これまでとは違った空気がこの通りの周辺にも流れ込んでくるはずです。渋谷が渋谷であり続けるために、公園通りが公園通りであり続けるために、新たな知恵が必要です。この地域の近未来を感じさせるような新鮮なアイデアを求めたいと思います。
 
 

 

 

 

審査委員会メンバー


 

 

審査委員長
内藤 廣
(内藤廣建築設計事務所代表取締役/多摩美術大学学長)
 
審査員
小野寺 康
(小野寺康都市設計事務所代表)
 
 
審査員
西村 浩
(ワークヴィジョンズ代表取締役)
 
審査員
林 千晶
(ロフトワーク共同創業者・相談役/
株式会社Q0代表取締役社長)
 
 
審査員
今 佐和子
(国土交通省都市局都市政策課 課長補佐)
 
審査員
西村 亮彦
(国士舘大学 准教授/渋谷公園通り協議会 理事)
 
 
審査員
川原 恵
(渋谷公園通り協議会 会長)
 
審査員
奥野 和宏
(渋谷区 まちづくり推進部長)
 
 

 

 

 

課題


 

 

  1. 「公園通りエリア」としてのデザインコンセプト

    公園通りを主軸として東西に広がる神南・宇田川地域も含めた「公園通りエリア」において歩行者中心のウォーカブルな街を実現するにあたり、面的にどのようなコンセプトの下に空間デザインを目指すのか、提案してください。

  2. 「公園通りエリア」内のパブリック空間活用方針

    持続可能なエリアマネジメントの実現に向けて、公園通り・プチ公園通りをはじめとする街路空間、北谷公園やシビルガーデン、代々木公園けやき並木、PARCO公開空地をはじめとする既存のパブリック空間に加え、今後予定される再開発で整備されるパブリック空間も含めた公園通りエリア内の公共的空間の活用方針(使い方・収益化)を提案してください。

  3. メインストリート「公園通り」のデザイン(重点課題1)

    歩行者中心のウォーカブルな街の実現に向けて、国内外では歩行空間の拡大や歩車共存の導入、歩行者モール化、トランジットモール化、スーパーブロック、タイムシェア、交差点の広場化など、様々なアイデアが取り入れられている中、渋谷駅と代々木公園をつなぐメインストリートである「公園通り」の街路空間デザインを、沿道の土地利用や今後予定される再開発との連携、エリア内の交通のあり方も意識しながら提案してください。

  4. プチ公園通りを含む「神南エリア」における街路空間のあり方(重点課題2)

    「プチ公園通り」を一つの軸として南北に広がる「神南エリア」について、北谷公園や沿道の土地利用、さらには今後予定される再開発との連携も意識しながら、回遊性の高い街路ネットワークのあり方(空間デザイン・使われ方・交通処理など)を提案してください。

 

※ 詳細は募集要項説明動画をご確認ください。

 

 

 

対象者


 

 

都市、建築、土木、ランドスケープ、まちづくり、デザイン等に関する職能に従事する者、及びこれらを専攻する学生

 

 

 

賞金


 

 

最優秀賞:300万円(1作品)
優 秀 賞:70万円(1作品)
佳 作:10万円(数点)

 

 

 

スケジュール


 

 

募集要項公表
説明動画配信開始
令和5年11月6日(月)
 募集要項ダウンロードYoutubeコンペ説明動画
登録期間 令和5年11月6日(月)~ 令和6年1月31日(水)
※応募される場合は、まず登録フォームから必ず事前登録してください
 登録後、登録番号を発行するとともに、関連データを送付します
質問受付期間 令和5年11月6日(月)~令和5年11月26日(日):質問受付フォーム
質問回答(最終) 令和5年11月下旬:質問回答一覧
応募受付 令和5年12月1日(金)~令和6年2月2日(金)(必着)
1次審査 令和6年2月上旬
1次審査結果通知 令和6年2月中旬
プレゼンテーション
2次審査・表彰式
令和6年3月16日(土)
応募作品展示会 令和6年3月18日(月)~3月31日(日)

 

 

 

募集要項・登録フォーム


 

 

 

 

 

質問回答 (12/4 update)


 

 

質問回答一覧は、こちらからダウンロードしてください(PDF:132KB)

 

 

 

1次審査結果(2/23 update)


 

 

審査の結果、以下の作品が1次審査を通過いたしました。

 

 

 

プレゼンテーション・2次審査・表彰式(2/23 update)


 

 

日時:2024年3月16日(土)14:00~18:30(受付開始:13:45)

場所:渋⾕ソラスタ コンファレンス 4D

〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 一丁目21番1号 渋谷ソラスタ 4階

 

▶現地参加は定員に達したため申し込みを締め切りました。

 

▶オンライン参加申込応募フォーム
2024年3月16日(金)17:00 申込〆切(先着400名様)

 

 

 

応募作品展示会(2/23 update)


 

 

本コンペの審査対象となった応募作品・全97点のパネルを展示します。


日時:2024年3月18日(月)〜29日(金)(※土日祝日を除く)
   8:30~18:00
場所:渋谷区役所15階 スペース428
〒150-8010 渋谷区宇田川町1-1 渋谷区役所15階
問合せ:03-3463-2628(渋谷区まちづくり推進部まちづくり第三課)

 

 

 

選考結果(3/16 update)


 

 

最優秀賞 登録番号:143
「触れる都市のマチエール」
津川恵理(ALTEMY)・小西隆仁・丁周磨・戸村陽
優秀賞 登録番号:095
「Culture Cultivate Field」
佐多祐一(Infras)・森田 絋圭・小田切萌
 
 

 

 

佳作 登録番号:054
「Porous City」
鈴木隆介(鈴木隆介一級建築士事務所)
 
佳作 登録番号:171
「パーク・アドベンチャー・アベニュー」
渡部美香(株式会社三菱地所設計)・安藤理紗
 
佳作 登録番号:241
「まちカドを育む」
井上玉貴(フリーランス)・原和暉
 
 

 

 

主催:渋谷公園通り協議会コンペ実行委員会

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