TOP特集・街のあゆみ渋⾕公園通り協議会– Walkable City Shibuya 計画
公園通りエリアマネジメント

渋⾕公園通り協議会– Walkable City Shibuya 計画

 

  • ⺠地と公共空地の⼀体的な利活⽤、及び⼀時的な交通規制等を伴う道路空間再編の社会実験と効果検証
  • 新技術の活⽤、クリエイティブコンテンツや花と緑の育成等を通じた、多主体協働のマネジメント構築
  • 渋⾕駅と代々⽊公園を結ぶ⽞関⼝として、「多種多様な⼈が憩い・集う歩⾏者中⼼の街」を⽬指す

 

 

取り組みの概要

 

渋⾕駅から代々⽊公園にかけての神南・宇⽥川地域は、メインストリートである公園通りを中⼼に、個性溢れるストリートが広がり、沿道には個性豊かな店舗や⽂化創造施設・産業、多種多様な公共空地等の地域資源が集積しています。⼀⽅、⾞両交通重視の道路設計により各ストリートや地域資源の関係性が弱く、来街者が時間消費できる滞留施設の不⾜も相まって回遊性が低いことから、歩⾏環境の改善と公共空間の⼀体的な利活⽤を通じた歩きたくなる「ウォーカブル」なまちづくりと先進的なエリアマネジメントモデルの実現が望まれています。
渋⾕公園通り協議会では「多種多様な⼈が憩い・集う歩⾏者中⼼の街」を⽬指し、歩⾞共存・歩⾏者優先の道路空間再編、AI・デジタル技術も活⽤しながら幅広い事業者を巻き込んだ公共空間の利活⽤、芸術⽂化の産業振興と健康増進、市⺠参加による花と緑の育成保全等、持続的なまちづくりとエリア価値の向上に取り組みます。

 

 

これまでの経緯

 

2017
  • 渋⾕公園通りフラワーフェスティバル 国際ガーデニングコンテストの開始
2019
  • 渋⾕公園通商店街振興組合の有志がエリアマネジメント委員会を設⽴
2021
  • まちづくり講演会を4回開催(Youtube配信はこちら
  • フラワーフェスティバルやコロナ特例等を活⽤した滞留空間創出の社会実験を実施
  • 歩⾏環境と滞留・回遊⾏動の現状調査を実施
2021.12
  • 「渋⾕公園通り協議会」の設⽴ ウォーカブルシティ3つの戦略を設定
2022.4
  • 官⺠連携によるまちづくりの本格始動

 

 

▼エリアの課題

 

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▼2021年度取組

 

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対象エリア概況

 

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メインストリートの公園通り

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▶歩⾏者中⼼の空間整備で滞留⾏動の促進

 

個性的な裏通り(プチ公園通り等)

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▶エリア全体での⾯的な回遊⾏動の促進

 

多種多様な公共空間(北⾕公園等)

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▶道路と沿道空地の⼀体的な利活⽤の促進

 

 

ウォーカブルシティ3つの戦略

 

戦略1:多主体協働による公共空間のシェアードスペース化

 

  • ⺠地広場と道路等の公共空地等を連携させ、⻘の洞窟とも連動したマルシェやオープンカフェ等を企画します。
  • 将来的には渋⾕公園通りを空間再編する社会実験等も⾏いながら、歩⾏者の安全対策と、沿道や裏路地の賑わい創出を、⽇常的に共存させたまちづくりを⽬指します。
  • 5G・スマートポール等の活⽤により、双⽅向のコミュニケーションやフィードバックを⾏い、様々な体験機会の創出により、幅広い事業者を巻き込みながら⾃⽴⾃⾛のマネジメントを⽬指します。
  • また、海外からの団体観光客の取込みに向けて、渋⾕駅周辺エリアに不⾜しており、観光バスの迷惑駐停⾞の解消に向けてバスの⼀時乗降場を神宮通り沿いに設置することを⽬指して、仮設乗降場を⼀時的に設置する等の社会実験にも取り組んでいきます。

 

▼エリアの将来イメージ(例)

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戦略2:芸術⽂化創造のスマートシティ

 

  • エリア内の⽂化施設のギャラリーやデザイン系専⾨学校等と連携し、公園や道路などの公共空間も活⽤したアート展⽰や交流の場をつくります。
  • 既存イベントの「渋⾕芸術祭」やエリア内のギャラリーやライブハウスとも連動しながら、歩道空間や路上荷捌きスペースを使⽤し、若⼿アーティストの活躍の場の強化を図ります。
  • また代々⽊公園には世界的な建築財産であり、様々なスポーツの聖地となってきた「代々⽊競技場」に続く公園通りを中⼼に、スポーツ⽂化をより⾝近に感じて健康づくりに資するようなイベント等にも積極的に取り組んでいきます。
  • 特にコロナ禍でリアルに⽂化芸術に触れる機会が激減するなか、屋外空間も活⽤しながら、NFT(⾮代替性トークン)などの新しい技術を積極的に利⽤して、幅広く芸術⽂化、スポーツに触れ合える仕組みづくりを⾏います。

 

▼エリアの将来イメージ(例)

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戦略3:公園と緑をつなぐ憩いのストリート(グリーンインフラ)

 

  • これまで活動してきた花壇整備やフラワーフェスティバルを拡⼤して、来街者・来園者も積極的にまちの花と緑の育成保全に関われる仕組み作りを⽬指します。
  • また、路上空間を活⽤したオープンカフェなどの憩いの空間を創出し、緑をより⾝近に感じられるような取組を⾏う。市⺠参加による緑地のマネジネント、テックを活⽤した新たな⺠間事業者(都市農園、都市園芸)などとの社会実験を⾏いながら、多主体共存による新時代のグリーンインフラを築いていきます。

 

▼エリアの将来イメージ(例)

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取り組みの体制

 

官⺠学の多様な関係者が参画する「オールシブヤ」の体制づくり!

  • 渋⾕公園通商店街(事務局)を中⼼に各種⾏政機関・地域団体、⺠間事業者、専⾨家からなる体制づくりを通じて、⾃⽴⾃⾛の先進的なエリアマネジメントモデルを構築します。
  • 構成員:渋⾕公園通商店街振興組合、渋⾕区、渋⾕警察署、渋⾕消防署、東京都公園協会、京王電鉄バス(株)、神南宇⽥川町会、(株)丸井、(株)そごう・⻄武⻄武渋⾕店、(株)パルコ、(株)シブヤテレビジョン、(株)クレイジー・ティヴィ、(株)シダックス、(株)ジャニーズ事務所、(株)東武ホテルマネジメント、東急不動産(株)、国⼠舘⼤学理⼯学部⻄村亮彦

 

▼協議会の組織体制(2022.4時点)

 

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今後の活動予定

 

目標:エリアの未来ビジョン策定&エリアプラットフォームの構築(2025.3 予定)

 

■公共空間再編・利⽤の社会実験

⻘の洞窟や渋⾕芸術祭・⾳楽祭等のイベント開催に合わせた⾞両通⾏規制、オープンカフェ・マルシェ等の利活⽤を通じて、道路と沿道が⼀体となった公共空間再編・利⽤の効果と実現に向けた課題を多⾓的に検証します。

 

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■歩⾏環境の整備

フラワーフェスティバルを通じた道路上のガーデニングに加え、歩道上にベンチやウッドデッキ等の休憩施設を設置します。

 

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■デザインワークショップ

地域関係者や学⽣、デザイナーが参画するワークショップを開催し、将来的なまちの空間デザインを検討します。

 

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■シンポジウム・勉強会

シンポジウムやテーマ別の勉強会を開催し、多様な⼈々の参画を促すとともに、持続的なエリマネのスキームを検討します。

 

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お問合せ先

渋⾕公園通り協議会事務局(渋⾕公園通商店街振興組合内)

E-Mail: kouendori@basil.ocn.ne.jp

TEL:03-3462-5181

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